悪者女子の恋心!

「え…?」


慌てたように菊乃さんがあたしの後ろを見る。



「何してんのよ、あなたたち…」 


壁で気づかなかったのだろう……凜たちが、いた。


驚いた表情の凜と、


涙でボロボロの椿と、


いつもの穏やかな笑顔の万雄。



「菊乃お姉…さ…」


「椿…椿ごめんね…」


2人して泣きじゃくっている。



「万雄、外出るわよ」


「ん、りょーかい♪」


あたしは万雄の袖を掴み、【シンデレラ】を出た。