悪者女子の恋心!

3回コール音が聞こえた所で、


「…はい」

澄んだ声の人が電話に出た。


「もしもし、英野です。菊乃さんですか?」


「ああ!咲ちゃん…ごめんね、学校だったのに私…」

「いえ、数学はともかく勉強は嫌いじゃないので。…何か、あったんですね」


少しの沈黙が続いた。


「…何も無いの。本当にごめんなさい」


嘘つくの下手ねー。


「今日の放課後、お話できますか?」