悪者女子の恋心!

「仮にも…じゃない。美少女2人、よ…」


はは、と笑う凜。

あたしの中の何かが溢れた。

湯水のように。


「勝手にどっか行かないでっ!!」


ドンッ、と下を向いたまま凜のブレザーを掴んで思い切り凜の胸に頭をぶつける。


「どうしたお前…」


低く響く声。


「どうしたもこうしたも無いわよ…いなくならないでよ…」


「…いなくなったりしねぇよ」


「帰って来なかった!!嫌なのよ計画通りに、いつも通りに事が運ばれないとっ…お母さんは2度と帰って来なかったから…!!」



あぁ面倒くさい。

あたしが1番分かってるのに。


ふぇぇ、と子供みたいな泣き声を発してしまうのも。

嫌で嫌でたまらないのに…