悪者女子の恋心!

カラン、とベルが鳴る。


「やあやあやあ、間宮 菊乃さん」


しわがれた声の男が入ってきた。


「…羽鳥さん」


嫌悪感を隠しきれない。


「そんな顔しないで。50のオヤジが泣くよ。パートナーだろ?」


「パートナーではありません。私は敵だと認識しております」


「ふふん…一記者としては当然の行いだと思うけどなぁ、え?」


「あなたは人として…っ!」


思わず発した言葉に羽鳥が顔を歪める。


「なぁ、お嬢さん。いくら強気張っても仕方ねぇんだぞ?世間にバラしても良いってんなら構わないが、むしろ本望だね」



私は唇を噛み締めるしかない。