悪者女子の恋心!

もういい、考えるの終わり。

静かに部屋を出て、階段を降りる。


そして寒い庭に出た。


血行も悪くなるし美容にはダメなんだけど、庭を見渡せる壁にもたれて座ると落ち着くの。


透真とよくこうして話したし。



「…咲?」


噂をすればって感じかしらね。

隣の家の庭にも透真が座っていた。


「透真!何してるの、こんなとこで」


「眠れないんだよ」


「あたしも同じ。ねぇ…こっち来ない?」


透真はちょっと驚いたような顔をしてから頷いた。