悪者女子の恋心!

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椿は黙ったまま、ブランコに座っていた。


あたしも話しかけることなく隣に座ったまま。


椿が話したいなら話せばいいし、無理に話すこともない。


「見て、椿。あの女の子、将来可愛くなるわよ」

「そうだね…」


他愛ない話をしても響かないのは、それほど思い詰めてるってこと。


「咲」

椿が不意に口を開いた。

握りしめた手も震えている。