悪者女子の恋心!

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「こんにちは!間宮 菊乃です」


カフェでお茶をしながら自己紹介time。

何なのこれ、お見合いの真似事?


いっそのこと【ご趣味は】とか聞いちゃおうかしら。

冬なのに菊乃さんの周りだけどこか温かい。


菊、って名前と…それに殉じて暖色系の服を着てるからだろうけど。


「英野 咲です。椿とは親友です」


「あっそう椿、友達できたの!」


親友、なんだけど!

話はちゃんと聞いて頂きたいわ!


「何ですか、お姉様。私に用があるのなら…家の方に連絡して下さいとお願いしたはずです」



椿の言葉が、いつもと違う。

頑なさから拒絶が滲み出ている。


「もー…あんな無駄に大きな和菓子屋になんか連絡するわけないでしょ?その敬語もやめて」


「いえ。貴女は仮にも私の姉です」

「仮にもって…」


「私は貴女を許すことはできません。貴女が凜にしたこと、貴女が私にしたこと。お忘れになった訳ではないのでしょう」



凜…?


突然出てきた名前に体がビクリと動く。