悪者女子の恋心!

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「ね…ねぇ咲ちゃん。これは何」


万雄があたしがさっきテーブルに置いたばかりのお皿を見て苦笑いする。


「何って、オムレツよ」


オムレツに見えないけど。
真っ黒だけど。


「んーっ…何で俺のだけ真っ黒なの」


え、そんなの。

「万雄だからでしょ」


「ひどっ!!俺悪いことしてない!!」


「え、してないの?」

「えっしたの!?何したんだろ俺!ごめん咲ちゃん頼むから許してー!!」


「えー存在?」

ガクッとうなだれる万雄を見てクスッと笑いがこぼれた。


椿は慌ててるし、面白い。

勝手に作り直してくれても良いんだけど、そこは遠慮があるんだろう。


「まっ、万雄くん!半分こしよ?」


あぁ何て優しいの椿。


ふんわりとピンクなオーラを漂わせだした2人に笑いながら、黙りっぱなしの凜に目を向けた。



パチンと合った……けど。

何も見なかったみたいに逸らされた。