悪者女子の恋心!

市役所の役員が来るまで、独り暮らしになったあたしを知る人はいなかった。


お母さんがお金を少し置いててくれたし、水道や電気は払い込まれているらしい。



そこまでして、あたしが要らないのか。



あたしの心は冷えていく。
映画もアニメも嘘よ。


「真実の愛」だなんて、親と子だって成立しないんだ。

もう…あたしが何を努力したって無駄じゃない。


あたしが死のうが悲しむ人さえいないんだから。




このまま…死んでしまおうかな。

そんなことを毎日考えていた。