悪者女子の恋心!

何かを決意したかのように、透真があたしに向き直る。


「咲…ごめんね…」

うん。言うと思ったよ。

なんだか今日は小さい頃のことを思い出してしまう。

あたしと喧嘩か何かしたときには、決まって透真が謝るの。


「それで、いいの?」

透真。