何かを決意したかのように、透真があたしに向き直る。 「咲…ごめんね…」 うん。言うと思ったよ。 なんだか今日は小さい頃のことを思い出してしまう。 あたしと喧嘩か何かしたときには、決まって透真が謝るの。 「それで、いいの?」 透真。