悪者女子の恋心!

「召し上がれ」

「ひゅー!椿ちゃん可愛いー!」

「いただきます」


「あ…あたし、ゴミ捨ててくるわ。回収なの忘れてたの、先食べといていいわよ」

ゴミを捨ててないのに気づき、玄関へ向かおうとする。


「…1人で大丈夫か」

「咲ちゃん!俺、行くよー?」

「椿も行くよ」


あぁ…嬉しいな。

家に人がいるって。

暖かい。


「大丈夫よ、ゴミステーション分かるのあたしだけだし」


そうダイニングの人に告げて、家を出た。