悪者女子の恋心!

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「咲ちゃーん、どうしたのー?」


普通に。普通に。

感情を抹消しなさい、咲。

「さーきちゃーん♪」


いやいや。あたしはね、滅多にドキドキしないんだから。


「おい…」

後ろから低い声が聞こえた。


「え!?」

「なーんてねっ♪」


万雄はまたニコニコ笑って椿の元へ戻って行った。


「…はよ」

ガチャリ、とドアが開いて凜が入って来る。