悪者女子の恋心!

「あああああ!!万雄!!」


たまらず叫んだあたしに、万雄がビクッとする。


「うわっ何だよ咲ちゃん」

その猫みたいな反応に頭が冷えた。


「ピンクオーラ出して邪魔するくらいなら座ってて?」

「テンションの落差すげぇ…」

「さ…咲、椿は邪魔とか思ってな「あたしが邪魔だと思ってるから邪魔なのよ」


問答無用で万雄をダイニングのテーブルに座らせ、椿にお皿を押し付ける。


「よーし、もういいわ椿。後はあたしが持ってくから座ってて良いわよ」


あたしの2人にさせようという意図が分かったのか、椿は素直に頷いた。


エプロンを外し、万雄の隣に座っ…やるじゃない椿。

流石あたしと張る可愛いさね。


後は…凜が起きれば集合か。