「あっ、咲ちゃんお帰り!」

「藤堂うるさい…」

「ま・お!万雄でいーよ!」

「あーお前うるせぇ万雄」
「何だよ凜!ねぇねぇ咲ちゃん俺の件は?」

「あんたの…あぁ。親が帰ってくるまで住んでいいわよ。それと、」


シュンとしている椿。


「椿。こんなチャラ男と一緒は嫌だから、椿もしばらく一緒に住んでくれる?」


「えっ!?」


「あたしも寂しい、し…」

「い、いいの?」

真っ赤な椿ににこりと笑いかける。

「あたしがお願いしてるのよー?」

「ありがとうっ!」

「んじゃ俺もだな」

凜の乱入。




…ま、いいけどね。



こうして椿、凜、万雄、あたしの同居生活が始まった。