悪者女子の恋心!

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「咲、万雄くんも今日泊まるの!?」

リビングに戻ると椿がビックリするほどはしゃいでいた。


「…泊まらないわよ?どうしたの、椿」

「へっ、いやぁ…何もないよー?」

「そう?」

「うん」

あーもうホント隠し事が下手ね!


「…藤堂が好きなのね?」
「すっ…」


あわあわしてる椿、可愛すぎる。


「バレッバレよ」

「もう…恥ずかしいよぉ…」


うわぁ乙女。

「はぁ~…分かったわよ」

あたしは再び玄関に向かった。