悪者女子の恋心!

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「何で俺が来なきゃいけないんだよ…」


「「景気づけ」」


15分後、あたしの家の玄関には既に凜が立っている。


「俺は酒かよ」

「あたしお酒は飲まないの」

「知らねぇよ…」

「でも凜ー?咲のコトずうっと心配してたじゃーん」

「はぁ!?黙っとけよ椿っ!」

「えぇ~何で~?」

「うっせぇ!!」


「ねぇ、そんなにあたしの玄関が好きなら存分に立ち話したらいいけど…寒くないの?」