悪者女子の恋心!

プツン、と音がした。


「うわああああっ…」


あたしの弱さが、あたしを睨む透真が、いい子の春美さんが、お母さんが、全部イヤだった。


努力したって報われない、もどかしい現実。


寂しくて苦しくて…痛くて。


信じることを忘れた。

好きという感情も忘れた。

涙は枯れた。



そして気づいた。



透真への想いが…いつしか愛ではなく、憎しみにすり変わっていたことに。


透真があたしの存在に無意識に苛立ちを感じていることに。



気づいてしまったら…もう無理だった。      

嘘を重ねて大嫌いだと言うしかなかった。


でも、1番嫌いなのは醜い自分だった。