それからはけいちゃんとは変わらず家で寝ないでけいちゃん家にいる。
変わったことは亮也がいつもよりすごく話しかけてくるようになった。
どうしてかは知らない。知りたくない。
今はけいちゃんがいるだけで幸せだから…
放課後、けいちゃん待ちで教室にいると亮也まちの誠と二人になった。
「なぁ、枢?」
「ん?」
また、胸騒ぎがする…
「…亮也のことどう思う?先輩には届かないのか?」
何言ってるの…
亮也は友達でしょ?
けいちゃんは特別だから。
届かないよ。
「何言ってるの〜笑 」
「亮也が可哀想だと思わないの?」
…亮也が可哀想?
なんで…いや、知ってる。
わかってた。