鈍い彼女の攻略法



そんなこと考えながら、黒板を見たとき思った。

確か前の時間は学級委員決めだったはず。

それなのに...これはどうゆうこと?


「ねぇ...。黒板に私の名前が書いてあるのはなぜかな?幻覚?」


そこには...


学級委員 桜井 枢
佐山 亮也


え、私が学級委員...!?

なんで!?

目立たないようにしてきたし学級委員にされる事もしてないっ!

...いや、まてよ。もしかしたら...


「ねぇ、美香さん...?これはあなたが仕組んだとかじゃありませんよねぇ...?」

「え!?ま、まさか~汗 そんなコトシテナイヨ!!!」


私は確信した。

犯人はコイツか...。


「美香。なんでそんなことしたの。私が目立つ事嫌いなの知ってるでしょ?」


ため息をついてると美香はそっと口を開いて話はじめた。