彼に殺されたあたしの体

今日はその話をしに来たのだけれど、まだ心の準備ができていなかったみたいだ。


「妊娠っていうのは、本当?」


先生がストレートに質問してくる。


あたしは喉の奥がすでに乾いていることに気が付いた。


「本当……だよ」


張り付きそうな喉で必死に声を出す。


緊張から口が動いてくれなくなりそうで、あたしは舌で自分の唇をなめた。


「病院には?」


「行った。3カ月だって」


あたしはそう返事をして自分のお腹に手をやった。


先生はその動作に少しだけ驚いたように目を見開いた。


驚くのは当然だと思った。


先生からすれば妊娠の話は今日聞いたばかりで、それなのに病院ではもう3カ月と言われて。


あたしはお腹を大切になでているんだから。