彼に殺されたあたしの体

部屋の中を見回しながら待っていると、先生が牛乳とコーヒーを持って戻って来た。


いつの間にかネクタイを外し、第一ボタンもはずしている。


見慣れているはずの先生の鎖骨に思わず視線をそらしてしまう。


いつもと違う特別な場所にいるから、なんだか妙に意識してしまう自分がいる。


「はい、牛乳」


「あ、ありがとう……」


ぎこちなく受け取り、牛乳を一口飲む。


冷たい牛乳が喉を通りあたしは気分が落ち着くのを感じた。


「それでさ、昼間の話なんだけれど」


コーヒーに口をつけないまま、先生が唐突に切りだした。


あたしはその言葉にドキッとして、身構えてしまう。