彼に殺されたあたしの体

狭い玄関に靴を脱いで上がると、玄関が閉まる音が響いた。


続いてカギをかける音。


あたしはその音を不思議に感じることなく聞きながら、奥の部屋へと入っていった。


6畳くらいの広さの部屋と、開けっ放しのドアの向こうにベッドルームが見える。


ひとり暮らしには十分な広さがあるみたいだ。


そして先生が言っていた通り、部屋の中は片付いていた。


白いテーブルが真ん中にあり、壁際にテレビとブルーレイプレイヤー。


ベランダのある大きな窓には青いカーテンがかかっている。


「ほら、座って」


先生が後ろから来てあたしを追い越し、ベッドルームからクッションを出してきてくれた。


そのクッションは青色でとてもフカフカしているが、キャラクターはなにもついていない。


あたしはそれをお尻の下にしいて座った。


「美彩は何か飲むか?」


「あ、じゃぁ牛乳を……」


妊婦さんは乳製品を多くとったほうがいいと、なにかで聞いた事がある。