彼に殺されたあたしの体

☆☆☆

先ほど彼氏と約束をしたのは昼休みに屋上に集合。


ということだった。


あたしが『話したいことがある』とメールすると、彼はすぐに『わかった。昼休みに屋上で会おう』と、返信をくれた。


この返事を見たときあたしの胸の奥はジワッと暖かくなった。


あぁ。


あたしはやっぱりこの人の事が好きなんだ。


そう、再確認した。


だから大丈夫。


きっと、何があってもあたしは大丈夫。


好きという気持ちは人間をどこまでも信用させ、そして強くもさせた。


だからあたしは「一緒にご飯食べよう」と誘ってきたメイを断り、誰にもなにも告げず1人で屋上へ向かったんだ。