彼に殺されたあたしの体

なにもわからない状態で、イジメは続いていた。


そんなある日、彼女たちは朝からなにかをささやき合っていた。


それはあたしにとって嫌な予感でしかない。


けれど彼女たちはいつものようにあたしに何かを仕掛けてくるような気配はなかった。


足を引っかけられることもないし、物をなくされることもない。


こんな日は本当に久しぶりで、あたしは余計に気持ちが落ち着かなくなっていた。


彼女たちは一体なにを企んでいるのだろう。


それとも、あたしの思い込みだろうか?


そのまま時間は過ぎていき、放課後になった。


結局、今日は何もなかった。


そう思うと肩の力が抜けて、同時に拍子抜けしてしまう。


ずっと緊張していたのは無駄に終わったワケだ。


それならこの平和な1日をもっと満喫すればよかった。


目立つことを遠慮して他のクラスメイトたちとも距離を置いていたけれど、積極的に話しかければよかった。