彼に殺されたあたしの体

先生のその一言が、彼女の悪知恵を働かせることになった。


彼女たちの中であたしは《いるかいないかわからない存在》として位置付けられ、わざとぶつかられるようになった。


それは廊下を歩いている時、掃除時間、体育の授業中。


あらゆる場面で行われた。


肩がぶつかる程度ならまだよかった。


体勢さえ保てれば転ぶこともなく、傷つかない。


だけど、掃除時間や体育の授業ではそうはいかなかった。


ほうきの柄でわき腹を突かれたり、バレーボールを投げつけられたり。


服の上からではわからないけれど、あたしの体には青あざが沢山できていた。


一体どうしてこんなことになってしまったのか、あたしには理解できなかった。


いつの間に彼女たちの機嫌を損ねてしまったのか。


何がそんなに気に入らなかったのか。