彼に殺されたあたしの体

ハッとしてあたしは神田君を見る。


神田君は不思議そうな顔をしてあたしを見ている。


「……っ!」


言いたい。


さっきまでの出来事をすべて言ってしまいたい。


証拠の上履はほら、彼女の机の中に隠されている。


あれを引っ張り出して『見て! ひどいんだよ!』と、言いたかった。


でも、あたしが声を発するよりも先に彼女が口を開いていた。


「今日上履きを忘れてきちゃったんだって。だからあたしが来客用のスリッパをとってきてあげたの」