彼に殺されたあたしの体

疑問が空中を彷徨う中、あたしは右足をボロボロの上履きに突っ込んだ。


そして、左足も。


その滑稽なあたし姿に彼女たちはいっせいに笑い始めた。


あたしを指さして、あたしを見て、あたしをバカにして。


悔しくて悔しくて悔しくて。


ジワリと涙が浮かんできた。


きっとあたしの顔は真っ赤になっていただろう。


それを見て、また彼女たちは笑った。


お腹を抱えてひとしきり笑ったあと、リーダーの彼女はあたしにスリッパを差し出してきた。


外来用の茶色いスリッパだ。


これに履き替えろ。


ということらしい。


あたしもボロボロの上履きを履いたままなんて嫌だった。


だから、彼女の差し出したスリッパを素直に受け取った。