彼に殺されたあたしの体

再び視線を上履きへとうつす。


だめ。


いう事を聞いてはだめ。


言いなりになると、きっとエスカレートする。


頭では理解していた。


でも、体はゆっくりと動き始めていた。


左右バラバラになった上履きを直し、自分の前に並べていた。


これで許してくれるなら、このくらいのことしてあげればいい。


本当に?


本当にこれで彼女たちはあたしを許すと思う?


ううん。


あたし、彼女たちに許されなければいけないようなこと、なにか……したっけ?