カカオ80%な彼。


それから少しして赤月先輩が来た。

案の定、妃那と李久は言葉を失ってた。


「赤月先輩おはようございます。
すいません、今日時間もらっちゃって」

「べつに」


やっぱ先輩は冷たい。


「ちょっとちょっとなっちゃん、
なんで赤月先輩がいるの?」


妃那が小声で言う。それにつられて李久も、


「菜津、赤月先輩と仲いいなんてきいてねーぞ?」


「そこまで仲良しでもないけど……」


妃那は怖がってるとゆうよりも興味津々で、李久はそわそわしてた。


「李久、心配しなくても大丈夫だよ。
赤月先輩、妃那狙いじゃないから」


そう言うとあからさまに笑顔になる。


ズキン



「じゃあ、いこっか!」



複雑の気持ちの中、4人でむかった先は遊園地。