まあ先輩のことだから断るだろうな。
そうゆうのめんどくさいって言いそう。
「あぁ、いいけど」
ほらね、やっぱり断っ…………、
「え!?」
今いいって言ったよね!?
「だから、いいっつってんだよ」
でも永斗君なんで赤月先輩にしなっていったんだろう……。
まあ、今度聞こっかな?
そんな感じで土曜日になりました。
「なっちゃ~ん!!」
時計台の下で大きく手を振る妃那。
隣にはしっかり手をつないだ李久。
ズキン
「おまたせ!」
「あたし楽しみすぎて早く来すぎちゃった」
「妃那朝からすっげー早いから大変だったんだぜ?」
あー……そっか、
付き合ってるんだから李久が妃那むかえにいってるよね……。
「てか菜津、もう1人だれがくるんだよ!
そろそろ教えろよー」
なんとなく、いいずらかった。
まさかあの赤月先輩って知ったらきっと李久は妃那を心配するから。
妃那、不良とかほんとだめだもんね。
けどね?
あたしも、不良は苦手だよ?
まあ、喧嘩売りにいったのあたしだし誰もそんなこと思わないよね。

