青空の下月夜に舞う

慶太郎の家に着くと、数台のバイクがいつも止まっている場所になくて。

キーを預かってるミナが玄関を開けてくれた。


リビングに入ると、当たり前だけどシンとしていて。


急に襲う不安感。


「ね、ねぇ。みんな捕まったりしない?」


今更だけど、当たり前な事。

信号無視に、迷惑運転。
スピード違反。

私は交通ルールよく分かんないけど、分かんない私ですらいけないってわかるんだもん。

数時間前まで笑いあっていた人達が居ない事が不安になる。


「運が悪けりゃ捕まるよねぇ~」

「ははっ。まあ、そうっすね」


笑う三人。
不安、じゃないのかな。
笑ってくれた事で、少し気が抜けたけど、完全に安心は出来ない。