青空の下月夜に舞う

黒い長い服をみんな着ていて、風にはためいている姿が、まるで羽の様で。


「みんな鳥みたい……」

「あははっ。黒だからカラスかコウモリみたいだね」


私の言葉に反応した裸女が笑い声をあげる。

慶太郎や、響は勿論、祐也も他のみんなも楽しそうなのが分かる。


爆音だし、のんびり走行するのは絶対に迷惑だけど、我が物顔で走る姿は若干だけどかっこよく思えた。



髪が風に靡く。

気持ち良さそうだと思うけど、後ろに乗るかと言われたら答えはノー。


この為に、祐也のバイクはうるさいのか、と。
妙に納得。

自分の存在を最大限に表現する方法が、彼らにとってはバイクなのかな。



手をくるくる回したり、払うような仕草でバイク達を纏めている様子が、きっとサインなんだろう。

統一された動きを暫く無言で見つめていた。