青空の下月夜に舞う

近づいてくる音は無数。


「行くか」


ミナが告げると、「不安なら顔隠してるといいよ。多分見えないけど」と。裸女はタオルハンカチで口許を隠していた。



「やべえ。俺乗りてえ」


ゆっくり車が動きだし、道に出ると、沢山のバイクが走る後ろに付ける。

ボソリと呟いたのは隣の隼人で。

目を向けると瞳をキラキラ輝かせていた。


耳をつんざく様な爆音。
顔は口許を隠してるけど、二人乗りの後ろの人は立ち上がって手を広げたり、手をヒラヒラさせてたり。


思わず目を見張る。

バイクには、装飾を施しているのもあり、テールランプとリンクして。


「綺麗……」


漏らした言葉に、フッと笑われた気がした。