青空の下月夜に舞う

深く考えすぎだという、祐也。

でも。もしかしたら。



ううん。この世に絶対、なんて有り得ないから。
人間は悩む。少なくとも私がそうだ。


俯き下を見る。
握った拳にはじんわり汗をかいていて。


泣きそうになる位。みんなの言葉は嬉しくて。
言葉を発さない響とミナも、笑っている姿が、皆と同じなのか、と。

胸が熱くなる。



今だけは。みんなの言葉に甘えても、いいのかな。

でも、それが雄大の機嫌を損ねたりしないかと不安になる。



悩み、口を固く結んでいると。




「よし!麻衣ちゃん、今から面白いやつ見せてやんよ」



その場の空気を割る様な声を出した、慶太郎。


ニヒッと笑って、細いカチューシャで前髪をかきあげた。