私の言葉に、フッと笑った雄大は。
「麻衣、考える様になったね。選択は正解。じゃあ、また“今度”ね」
笑って手を振り、雄大が男の人に近付き、一言二言話すと、店を出て行った。
――ふう……
安堵の息を漏らしたのは無意識。
ドッと疲れた。
裸女を見ると、雄大が出て行った、店の出入り口を数秒見つめ、前に向き直った。
「幼馴染み、だっけ」
先に口を開いたのは裸女。
曖昧に笑った私は、カラン、と鳴ったカルピスの氷を見つめて
「三歳から、知ってます」
と告げた。
裸女がメロンソーダに口を付ける。
口を結び、鼻から息を出した裸女は、
「聞いてもいい?」
その質問に……手のひらの汗を拭う様にTシャツの裾をギュッと掴んだ。

