青空の下月夜に舞う


「美咲、お前今から南んとこ行けよ」

「ダメ。今日は前から麻衣ちゃんと約束してたんだから。ね?」


合わせろ、って事だよね。
約束したのは実際昨日だけど、嘘は吐いてない。


「うん、うん!雄大ごめんね。またこん……」

「麻衣。今からどうする?」


雄大が。私の言葉を遮り、口にする。


笑ってるけど。
雄大は笑ってない……




見つめ合った後、数秒。


「美咲さん、と……約束してた、から」


選んだのは裸女。



ここで雄大を選ぶと。
余計に変に思われそうで。
心を許し始めた裸女に、私の事で気を使わせたくないのが本音。


大丈夫。裸女にはミナが居る。
みんなが居るから。
どうにかなったりはしないはずだ。