青空の下月夜に舞う

鞄の中からパンが出てきて、1つ貰って口にする。


「これうちの店のパン……?」

「あったり~。流石パン屋~」

「バイトですけどね」

「知ってるし~」


二人で笑いながらパンをかじる。

昨日の花火の夜ご飯が今日になったらしく。
バイトが終わったら、私を迎えに来ようとしたらしい。

だからバイトがどっちだか知りたくて電話をかけたみたいだけど。


「麻衣ちゃんがあんまりにも可愛いから。来ちゃった」


語尾にハートマークを付けた風。


いつもふわふわの髪は今日も健在で、ハーフアップにしている。
白地にピンクの花柄ワンピース。
肩はヒラヒラと布地が可愛く揺れている。