響は、少し考える様に下を向いたけど。 直ぐに合わさった視線。 「俺、お前が気になる」 まさかの答えに息を飲んだ。 見つめ合う視線。 漆黒の瞳に写る、目を丸めた自分。 「可哀想、とかよりも。周りは関係ねえ、って顔しながら、構って欲しそうで。なのに人を寄せ付けようともしねぇ」 「……ぁ、」 「ビビってるくせに、強がろうとして。頼っていいってサインも。気付いてるくせに気付かねえ振りしやがる」 話してるのは、きっと隼人を庇った日。 車に乗るのを拒否した事だろう。