青空の下月夜に舞う


「可哀想、なんでしょ。大丈夫だよ私」


心配してもらったのは、正直嬉しかったから。

普段見る顔は、いつもスカした顔で。
私なんか眼中にない、って。
冷めた表情をしているのに。

目の前の私をほっとけなかったんだろう。


「可哀想、と思ってないかと聞かれれば嘘になるかもしれねぇ」


響は。
まだ響の事をたくさん知っているわけじゃないけど、嘘や、お世辞は言わない気がした。


八つ当たりもされたし、殴った事もあるし。
真っ直ぐだからこそ。ストレートに聞けたんだと思う。

拒絶される辛さは知っている。


私には少しの希望があったのかもしれない。