「ありがとうございました」
スライドドアを開けながら口にする。
「麻衣ちゃんまた遊ぼうね!連絡するから~」
「はい」
手を振ってくれた裸女に、笑顔を向けて、車から降りると。
え……?何して、
私に続いて響が車を降りてきた。
「明日電話する」
「おお。麻衣ちゃんに迷惑かけんなよ」
「じゃあね~。バイ~バイ」
――閉められたドア。
隣に立つ響に視線を向ければ、欠伸をしていた。
そのまま、アパートの階段へと進み。
「早く開けろよ」
「……」
どういうつもりなのかサッパリ分からない。
しかし、玄関前で立ち往生するわけにもいかず。
鍵を出して右に回した。

