青空の下月夜に舞う

『今だけ、だからね。大丈夫。何もしないよ。“今”は、ね。美舞の皆さんに“よろしく”伝えて』



――――プツリ。

通話が突然切れた。

耳に残る、雄大の笑い声の余韻。


決して気持ちがいいものではない。




今は、って……


携帯を耳から離し、思いっきり海に投げたい衝動にかられる。

雄大とももう会わない様に、この町から出て、一人で暮らす。
学校も辞めて、一人で。



「……っ~~、……」


雄大は。

私にそんな勇気がないって一番よく知っている。


何を言われたら私が動けなくて。
何をしたら自分に従うのかも。

私が、心底雄大を憎めないのも。全て知っているから。



もう、苦しい。