青空の下月夜に舞う


その時。不意に肩を叩かれ、反応して振り返ると。



「おい、今から……」



響が私の後ろに立っていて、何かを言おうとしたけど、私の顔を見てハッとした顔をして。


あ……そう思った時にはもう遅くて。


『麻衣。今何処に居る』


地を這う様な低い声。
雄大の威嚇する声が、目の前にいるわけじゃないのに背中に冷や汗が伝う。


どうしよう。どうしよう。どうしよう。
何て言えばいい?

また、私のせいで迷惑かけちゃう?

頭をぐるぐる回るのは嫌な事ばかりで。黙りこむ私に聞こえた次の声は、予想に反したものだった。



『麻衣?大丈夫だから。“約束”守ってるんだよな』


カクカクと。首を振りながら、

「うん。嘘じゃない。本当に……」



私の声に、クスリと笑う声が聞こえて。