青空の下月夜に舞う

もしかして。

頭が真っ白になる。
周りを見渡したけど、車は私達の乗ってきたヤツが二台。

闇に包まれ、はっきりは見えなくても、周りには私達以外の車は見当たらず。


ホッと胸を撫で下ろし、1つ息を吐くと着信を通話に切り替えた。



「はい」

『麻衣?声が聞きたくなってさ。今何してた?』



機嫌は悪くない。
とりあえずそれだけで、強張った肩が下がる。


「今友達と遊んで……」

『こんな時間に?ダメだよ?夏休みだからって夜遊びしちゃ』

「うん……」

『あ、そっか今日花火大会だっけ』

「うん」


今日はバイトだったけど、花火大会は嘘じゃないし、地元民なら大体知ってる。