青空の下月夜に舞う

「いっ……」

「だ、大丈夫?!」

「ははっ、大丈夫大丈夫。ちょっとヒビが、ね」


隣に座ったのはあの日の男の人。隼人だ。

ヒビって。
骨に、だよね。当たり前か……


「明日会えるかもって言ったのに、夏休み入るまで俺休んだから。会えなかったね」

「ああ……」


確か探してみてって言われたっけ。
すっかり忘れてた。

私の顔を見て、フッと笑った後。


「祐也のせいで忘れてたでしょ」

「……っ、」

「はっ!分かりやすいね」


素直って言ってくれないかな。バカにされた気分なんだけど。

ポケットから煙草を出すと、手で潮風を庇いながら火を点けた。