青空の下月夜に舞う


「よっしゃ、一番!」


声を上げたのはミナで。
裸女が横で「やったー!」とはしゃぐ姿が可愛く見えた。


残念がる声は聞こえてきたけど、その後も次々と上がる花火に、裸女が何故こんなに皆張り切っているのかを話してくれた。



「これね、一番最後の人が夜ご飯奢り」

「そ、それだけ?!」


てっきり何かまだ大きなものかと。
だって気迫が凄い。

花火は見て楽しむもんなのに。


「男って単純だからね。しかもみんな負けず嫌いでしょう?だから一番になりたがるの。一番の人は夜ご飯何食べるかも決めれるしね」

「はぁ……」


ご飯のために。火を付けまくる……

見物人は、私と裸女。