青空の下月夜に舞う

何が何だか分からない。

寧ろ買いすぎたヤツは、慶太郎がいるならみんなで食べたらいいんじゃないかと思うんだけど。


正直、裸女からの誘いは凄く嬉しい。

夏休み誰とも遊んでないし、寧ろ会いたいとさえ思う。

周りに居る人が、さゆりさん達なら、飛んでいきたいぐらいだけど。


この間祐也が迎えに来た時、うっすら見たのが最後。

気まずいなんて思っちゃいないけど、何となく行きたいとは思わない。


「ごめんなさい。私今日は……」

『ぐずぐず何言ってんだよ』

「……っ!!」

『つーか今家の前。走って来い』

「ちょ……!なんであんたが……」




――切れたし……


裸女だと思って、断ろうとしたのに。

聞こえた声はクラスメートの赤頭。