体を起こし、玄関に向かうと、靴はなく。
郵便受けを開けたら、裸の鍵が。
冷蔵庫の上にいつも鍵を置く私。
ツードアで、上に何かを置くにはちょうどいい高さの冷蔵庫。
その“何か”さえ、我が家にはまだなく。
鍵を置くだけの場所になっている。
携帯を開くと、ちょうどお昼時。
瞼の重さに、ベッドに舞い戻った私は、天井を仰ぐ。
そう言えば。
初めて響に謝られたのは、ダーツに負けたって時だったけ。
あの時も私喚いてたし。
あいつと居ると、全てが忙しく回る。
大丈夫、を繰り返し、私の背中や髪を優しく撫で続けてくれた響。
今までは、自分自身を落ち着ける為の、呪文の様なものだった。
自分ではなく、人から言われると凄く安心した。
郵便受けを開けたら、裸の鍵が。
冷蔵庫の上にいつも鍵を置く私。
ツードアで、上に何かを置くにはちょうどいい高さの冷蔵庫。
その“何か”さえ、我が家にはまだなく。
鍵を置くだけの場所になっている。
携帯を開くと、ちょうどお昼時。
瞼の重さに、ベッドに舞い戻った私は、天井を仰ぐ。
そう言えば。
初めて響に謝られたのは、ダーツに負けたって時だったけ。
あの時も私喚いてたし。
あいつと居ると、全てが忙しく回る。
大丈夫、を繰り返し、私の背中や髪を優しく撫で続けてくれた響。
今までは、自分自身を落ち着ける為の、呪文の様なものだった。
自分ではなく、人から言われると凄く安心した。

