青空の下月夜に舞う


「いつから、我慢してた?」


響が放った一言に、目を見開く。

優しく背中を撫でられ、嗚咽を頑張って深呼吸に変える。


「大丈夫」

「~~っふ、」

「大丈夫」

「……ひ、」

「大丈夫」



繰り返し、宥めるように呟く“大丈夫”の言葉。

響は何故ないてるのかさえ知らないのに。

背中に腕を回して、ギュッとシャツを掴んだ。


強く、抱き締め返す様に。


きっと私は、抱きしめて欲しかったんだ。

その“誰”かの、“誰”に抱きしめてもらうのは、もう無理だろうから。

一人、平気な顔をし続けた。


「なんで、あんた……なん、かに……っ」


人の話は聞かないし、俺様もいいとこだし。
お風呂に勝手に入ってくるし。


「だい、嫌い……っ~~」


どこまでも強がってしまうのは、元々の性格。
今さら変えようがないけれど。
どこまでも素直じゃない自分に嫌気が差す。