青空の下月夜に舞う

慶太郎から、響の耳に入ったのか。

知っていてもおかしくはない。
距離を置きたくても、無理矢理私の中に入ってくる雄大。


「ガキの頃からなんだろ?」

「……うん」



閉じていた蓋を、問答無用で開けられる感覚。


雄大も。よく拳を怪我して帰ってきて。

血の匂いが。大嫌いだった。



でも。雄大だから、怖くなかった……のに。


「おい、お前……」



伸ばされた細い指。

目頭が、熱くなる。

その目で見ないで。
もう、あんな思いはしたくない。

信じてたのに。誰よりも。



「真っ直ぐ、私を見ないで……」





響と雄大は……とても似ている。


だから。