青空の下月夜に舞う

え。




いきなりリアルに感じる恐怖が、足を立ち止まらせる。


そして。


「ほら」


手首を掴まれ、グッと引き寄せられると。


「わりいな。巻き込んじまって」


「……っ……!」


眉を下げて、謝る響の姿に目を丸めた。

その姿が、本当に申し訳ない、と言っている様で。


「……~~っ!こっち、来て」

掴まえられていた手首が反転。

私が響のシャツを引っ張り歩き出した。



一緒にお風呂に入った時でさえ、謝らなかったくせに。

これが計算だとするなら、なんて打算的なんだって喚き散らすけど。

響にそんな空気感はないから。